導入事例
メッセージを発信することの重要性を知る人にこそ使って欲しい
東京慈恵会医科大学
小児科学講座 主任教授 大石公彦 様
東京慈恵会医科大学 小児科学講座の講座担当教授として活躍されている大石公彦教授は、2022年2月の導入以来、Prompter Duoを「メッセージの発信に欠かせないツール」としてご愛用頂いています。導入のきっかけから活用方法をお聞きしました。
大石先生の日頃の業務内容についてお聞かせ下さい。
2021年8月に23年勤務したアメリカより帰国し、小児科学講座の主任教授に着任しました。大学病院の診療・教育・研究それぞれに総合的にあたりながら、講座全体のスタッフのマネジメントをしています。
Prompter Duoを2022年2月にご購入頂きました。
プロンプターを使用したいと思ったきっかけはどんなことだったのでしょうか?
アメリカ勤務時代に、大統領や州知事、勤務先や所属するコミュニティのリーダーが求心力のあるメッセージを発信する様子を見ていたこともあり、管理者という立場において、プレゼンテーションやスピーチなど、人の前に立ってメッセージを発信することの重要性を感じ、その方法を模索していました。2022年2月11日に小児科学講座百周年の記念式典で、主任教授として初めてのスピーチを行うことになった際に、聞き手の目を見て、スピーチの要点をしっかりとスタイリッシュに伝えたいと思いプロンプターを探しはじめました。
購入前に比較検討をされたと思いますが、Prompter Duoをお選びいただいた経緯を教えて下さい。
WEB上で情報収集をする中でPrompter Duoを知り、ホームページから問い合わせをして購入しました。調べた中で、同じ価格で同等の機能を持つ製品が見当たらなかったので比較した製品はありませんでしたね。式典の1週間程前のことだったと思います。
購入後すぐに使用する状況だったのですね。使用にあたっての準備で苦労された点、難しかったこと等はありますでしょうか?
製品が届いた後は感動が大きかったですね。「このツールを使えば自分の伝えたいことを明確に伝えるスピーチができるぞ」というワクワク感がありました。 準備としては、当時所有していたタブレットがiPad miniだったので、プロンプターを購入すると決めた時にiPadを新調しました。(ページワン注:Prompter Duoは9.7インチ~11インチのiPadに対応)
また、苦労というよりは工夫になりますが、自分が読みやすい原稿のレイアウト、スクロールスピードや、聴衆に訴えかける視線で話せるセッティングの調整は集中して行いました。
Prompter Duoをどのような場面でお使い頂いていますか?
式典などリーダーとしてのスピーチでメッセ―ジを発信する際はもちろんですが、学会で発表を行う際にも、ミラーには映さずiPadの画面に表示した原稿をそのまま読む形で活用しています。学会では持ち時間が10分間という発表がよくあるのですが、その際に特に有効ですね。持ち時間が30分~1時間あれば原稿を見なくても話せるのですが、10分間の場合は、言い逃してはいけないポイントを漏れなく伝えるために、原稿は必ずPrompter Duoアプリに入れています。本番では、聴衆に視線を合わせて話せる位置で、iPadを演台に置くようにしていますよ。
カメラプロンプターとしてもお使いになられていますか?
カメラ用にセッティングして使う機会はまだないのですが、インタビュー動画等の収録の際は、カメラの横にiPadを置いて、アプリで表示した原稿を見ながら撮影します。そうすることで、映像に盛り込まなければならないフレーズを確実に話せるようにしています。
導入前後でスピーチの準備の仕方は変わりましたか?
導入前後の変化はありません。というのも、帰国後、今の立場で行った全ての機会で使用していますので、使わずにスピーチをした経験が無いからです。Prompter Duoありきで準備をしているのでスピーチはもちろん、先程お話した学会での発表でも欠かせないものになっています。
普段どの様に原稿を準備されているかを教えて下さい。
私はMACユーザーなので、Appleのメモアプリ「Notes」を使っています。「Notes」のファイルは、MAC/iOS全てのデバイスで共有できるので、MACのWordで作成した原稿を「Notes」に貼り付けて保存→iPadで開いてPrompter Duoアプリにコピー&ペーストする形です。
Prompter Duoを導入したことで大きな効果を得られたそうですが…。
やはり自信ですね。「聞いて下さる方に本当に伝えたいことを明確に伝えられる」という自信と安心感があります。
追加して欲しい機能や、改善して欲しい部分があればお聞かせ下さい。
もっと簡単に読みやすい原稿が作れると良いです。・・・例えばAIで、設定したスクロールスピードに合わせて、テキストを自動でレイアウトしてくれたら嬉しいですね。 準備期間が十分にある場合は、原稿の編集や調整をするプロセスが自分の思考を整理する過程でもあるので一概には言えないのですが、準備に時間が取れない場合に自分に最適化された原稿が簡単に用意できると助かります。
他には、さらに高度な原稿の編集、読み手の伝えたいことをより反映できる表示が欲しいです。強調して伝えたい特定の単語を色付けしたり、大きくしたりというようなことですね。あとは、原稿をより大きく見たいのでミラーのサイズがもう少し大きいと嬉しいです。
最後にPrompter Duoはどんな方におすすめできますか?
自分と同じ様に、誰かにメッセージを伝える際に、伝えるべき内容を、聞き手の目を見て、しっかりと伝えることを意識している方に使って頂きたいですね。メッセ―ジを伝えることの重要性を知っている方が使う事に意味があるものだと思っています。
本日はありがとうございました。
記事には記載していませんが、インタビュー中に先生が仰っていた「リーダーのあるべき姿は、明確なビジョンをメッセージとして発信すること」という言葉がとても印象に残りました。そのような信条を持つ方のパートナーとしてPrompter Duoが選ばれたことはメーカーとして大変光栄です。
要望として挙がった、原稿の高度な編集(特定の文字のみの色変更やサイズ変更など)や、ミラーのサイズアップについては弊社Prompter Proで可能となっており、大石先生も今後の使用頻度や活用シーンの拡大に伴って検討していきたいとのことでした。スピーチで使用予定のお客様は、必要な機能をリストアップして頂き、Prompter Proも比較の上でモデルをお選び頂ければ幸いです。