プロンプター選びのポイント
プロンプター選びのポイント
ソフトウェア編スピーチプロンプターは、透明の板に文字を写す「ハードウェア」の部分と、スピーチ原稿を入力・編集してハーフミラーに文字を表示させてコントロールする「ソフトウェア」の二つの部分から成り立っています。
まずはソフトウェア(アプリケーション)からご紹介します。
特にソフトウェアは、使い勝手やスピーチそのものに大きく影響します。簡易的なソフトからプロ仕様のソフトまで様々です。
購入の際には、それぞれの特徴や機能を十分に理解し、使用目的に合ったプロンプターを選ぶことが重要になります。
装備されているか確認しよう
Point1
プロンプターソフトにはスクロール表示しか出来ないものがありますので、まずはその点をチェックすることが大切です。
スクロールでプロンプターを使用する場合は、スピーチのスピードや間などを考慮したテキストレイアウトが大事になりますので、何度も読み合わせの練習をしながら、スクロール用データを作る必要があります。
一方、一枚一枚めくるカード型は練習する時間がない方や自分のテンポで話をすすめたい人には断然お奨めです。
文字が絶えず動いているスクロールと違い、視線を釘付けにする必要はありませんので、原稿の確認に余裕が生まれ自由な表現(アドリブ等)が可能になります。
Prompter PRO 使用者の9割以上の方がカード型の表示を使用しております。
即対応出来るか確認しよう
Point2原稿作成時に、テーマやストーリー毎にブロック分けする事で、ブロック単位の構成を簡単に変更することが出来ます。
このブロック分けは、スピーチの構成上非常に大事な仕分けになります。
また、ブロック単位での編集(追加、削除、入れ替え)が出来ることが重要です。
メッセージを伝えるには、主に「オープニング」「ボディー(いくつかのサブパート)」「クロージング」などがあるわけですが、それぞれのパートを必ず、ブロックごとに分けてプロンプター原稿を作ります。
例えば、10曲の歌詞を曲毎(ブロック)に登録しておけば、いつでも曲順の変更や削除が簡単にできるイメージです。
さらに、ブロック毎に頭出しが出来る機能も嬉しいところです。また、とっさの質問に対して、想定される回答を用意してあれば、即、プロンプターに表示でき質疑応答などに応えることも可能です。
簡易的なスクロール機能のプロンプターには、この様な機能が備わっていない事が多く、プロンプターソフトを選ぶ時には、必ず確認したいポイントです。
自由に選択できるか確認しよう
Point3プロンプターは元々、パブリックスピーチの本場アメリカで発明されたことから英語での仕様が基本的になっており、横書きで表示される機種が多いのは当然です。
縦書き文化の日本では、新聞や書籍、雑誌など、縦書きが基本ですが、最近のビジネスシーンでは、横書きのレポートや企画書なども多く、横書きに違和感が無くなっているのも事実。
プロンプターの表示も、慣れてくればどちらでも問題無いとは思いますが、特に年配者は、縦書きを好む傾向にあります。
また、スクロール表示を使用する場合には、右から左に流れる縦書きは、評判が良くありません。
縦書きはカード表示が好まれます。プロンプターを購入するに当たり、実際に使用する人がリラックスしてスピーチに望めるか良く検討することが重要です。
プロンプター選びのポイント
ハードウェア編ハード(ハーフミラー)の性能は、価格に関わりなく、どのメーカーの商品でもほとんど変わりはありません。
選択の際、もっとも大きい基準要素は、「フロアー型」にするか「卓上型」にするか…という点です。
各メーカーにより仕様や価格も違い、プロンプターを使用する会場や状況により"向き不向き"がありますので、その辺りの事に注意してプロンプターを選ぶことが大切です。
また、使用頻度や自由度なども選択基準として考慮することも大切になります。